CONCEPT

あんじとねねのパンのコンセプト

このようなパンを理想としているのは、私自身の過去の経験にあります。

私は過去に心の病を抱え、食べることもままならないような経験をしました。このような経験があるからこそ、今、美味しいものを食べられることの幸せをより強く感じています。

そんな私がお客様に提供していきたいのは、「身体と心にしみわたっていくパン」。

食べた時にのどや胃に引っかかるような感覚がなく、すとんっと胃に落ちてきて、じんわりと身体中に、そして心にしみわたっていくようなパンを目指しています。

少し、身体や心に元気が無いとき、食欲が湧かないときでも、「あれ？このパンなら食べられる。美味しい！」と言っていただけるようなパンをお届けできれば嬉しいです。

親子でお店に来て、

二人であーだこーだ言いながら楽しくパンを選びつつ、

ちゃっかりママは自分のご褒美用のパンも買っちゃってたり、

男性がひとりで来店し、

愛する妻や子供の喜ぶ顔を想像しながらパンを選びつつ、

でも、自分の晩酌のおつまみ用のパンも買っちゃってたり、

ちょっと落ち込むことがあった方がひとりでふらっと来店し、

明日の朝ご飯用のパンを選んだり、

そんな風に選んだパンを、お家に帰ってから

切り分けてみんなでワイワイ一緒に食べたり、

自分へのご褒美用のパンはみんなに内緒でこっそり食べたり…

そんなシチュエーションを想い浮かべながら、

パンを焼いています。

「誰かを大切にすることは、自分を大切にすることから」

当店のパンを通じて、

そんなことにも気づいていただければ嬉しいです。